スキアトス島のヌーディストビーチへ行ってみたものの・・・

こんにちは。
おっちー夫妻のヨメです。

スコぺロス島からフェリーで1時間半、スキアトス島にやってきました。
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宿の名は、「スキアトスハウス」。庭があります。
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部屋はなぜかピンク基調
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スキアトス島は、マンマ・ミーアの映画では、ギリシャ本島として登場した島。

着いた初日は、映画の舞台となった場所を歩きました。

映画マンマ・ミーアで、ソフィが父親かもしれない3人に結婚招待状を送るシーンが撮影された場所
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映画マンマ・ミーアで、カロカイリ島行きの船が出発する港
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そして、そのまま翌日の島めぐりツアーを申し込むべく旅行会社へ!

すると、「明日はツアー休止よ。天気予報で、台風だから。」とのこと。
確かに空を見上げると雲がかっています。

このツアー、意外とお得そうです。
なぜなら、15ユーロで色んな島(ララリアビーチ、カストロ、青の洞窟など)を巡ってくれるのです。
どの会社も15ユーロですが、会社によって、ビールやワイン、昼食付き、などサービスに差がありそうでした。

この島へは、2泊しか予定してなかったので、泣く泣くあきらめることに。
私たちは、このツアーを目当てにこの島に来たので、かなりがっかりでした。

翌日、やはり、朝から雨が降り、風も強い様子だったので、部屋でしばらく待機。

「せっかく来たのに・・・」
やっぱりビーチリゾートは、天気が大事ですね。

3時ころから晴れ間がのぞいたので、近くを散歩してみることにしました。
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街並み自体は、前日まで過ごしたスコぺロス島の方がこじんまりしていて、断然好みでした。
港付近には、バーやレストランがひしめきあっていて、かなりリゾート島といった様子です。

バーのメニューを見てみると、だいたいビール4ユーロ~、カクテル7ユーロ~といった感じで、リゾートとしては、まあこんなもんかな、といったお値段でした。
そんな私たちが、散歩中に見つけたのは、地元民がたむろしていたカフェ。

ここでは、フラッペ(ミネラルウオーター付き)1.5ユーロ、ビール1.5ユーロで楽しむことができます。
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またこの他、ギョロス+ビールのセットが3.5ユーロのお店もあります。
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カフェの方は、安いうえに、店員さんの感じが良いので、翌日もリピートしてしまいました。
旅も長くなり、こういう店を見つける嗅覚だけは冴えてきたようです(笑)

最終日は、ギリシャ本土へ戻る日。
名残惜しすぎて、昼の1時までしか時間がないというのに関わらず、ホテルのオーナーさんオススメのヌーディストビーチに行ってみました。

(前日、ビーチ巡りツアーに行けなかった復讐ですが。。。)

ククナリエスビーチ
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隣にあるバナナビーチ
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どんだけヌードの人がいるんだろう?と思いましたが、女性で数名程度トップレスの人がいたレベルで、まあ、他は普通でした。
※ちなみに、本当にトップレスになっているのは、総じておばさんだけでした。

ここは、海も砂浜もきれいなのに、ほとんど泳いでいる人がいません。
日光浴をしたり、太陽の下で読書をしたり、これまた太陽の下でビールやワインを飲んだり。
これが欧米流の楽しみ方なのでしょうか。

その中で、唯一、海に入って遠くの方まで泳ぎだしたダンナ。

そして、それを日陰で見ながら、荷物を見守る私。

海はキレイだけど、、、これ以上日に焼けるなんてムリ。
(それでなくても最近、日に日に黒くなってきてる気が・・・)

一時間後。
結局、二人とも、ヌーディストビーチの正しい(?)楽しみ方が分からないまま、この海を後にしました。
もう、ヌーディストビーチは行かなくていいかな・・・。

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マンマ・ミーアの舞台スコぺロス島へ(6月滞在は超オススメです)

こんにちは。
おっちー夫妻のヨメです。

東エーゲ海の島、スコぺロス島にやってきました。

これまでギリシャを旅して思ったこと。
「洗練されていない。」
「ヨーロッパっぽくない。」

というのは、ギリシャの都市部(アテネやこの後に行くテッサロニキ)って、街並みに関しては、ヨーロッパのおしゃれさとはかけ離れた感じなんです。雑然とたたずむ建物や落書きをみていると、むしろ、ここはどちらかというと中南米の都市のような(?)気さえしてきます。

(中南米が長かったせいか、雑多なものをなんでも中南米に例えてしまうのは、よくないクセですね・・・)

てなわけで、ギリシャの一番の魅力って、都市部じゃなくって、田舎の素朴な風景やエーゲ海の島々にあると思うのです。

もちろん、アテネの古代遺跡群も外せないとは思うのですが。。。
(ただ、これらは1日~2日あれば十分。まる二日見ただけで、おなかいっぱいになります)

もともとクルーズ船で、数週間前にサントリーニ島に行ってきた私たち。

せっかくギリシャに陸路で戻ってきたのだから、「ギリシャの魅力漫喫コースにしよう!」と思い立ち、他の島にも足をのばしてみることにしました。

そこで選んだのが、マンマ・ミーアの映画でロケ地となったスコぺロス島、スキアトス島の2島。

マンマ・ミーアのミュージカルが大好きな私は、「ただロケ地巡りをしたいだけ」の理由で、なんとかダンナを説得し、付き合わせたというわけです。

ちなみに、私たちが訪れたのは6月下旬。

最初に降り立ったのスコぺロス島は、映画の部隊が1か月ロケ地として滞在したといわれる、小さな島。

きっと日本人で訪れる人が少ないのかな?

物価は高いのか?海は実際キレイなのか?島での移動手段はあるのか??などなど。
気になることはたくさんあったのに、ネットで調べてみるも、リアルな情報にはほとんどありつけませんでした。

期待と不安でやってきたスコぺロス。

港町ヴォロスからスコぺロス島まで3時間程度の運航予定だった船は、予定時刻より50分くらい遅れて到着。

今回の船
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船内の様子
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到着するなり、突然、雨が降り出します。
しかも大雨!

予約していた宿からは、当日船の発着に合わせて迎えに来てくれるといった内容のメールがあったので、周りを見渡します。

が、どうみてもいない!!
いたのは数名の客引きだけで、それらしき人は見当たりませんでした。

「到着遅れたからいっちゃったのかな?」
「うん、たぶんそうだね・・・」

しばらく周りの様子を伺ってみたものの、
雨も激しくなってきたので、このまま外で待つわけにもいかず、自分たちで直接宿に向かうことにしました。

ところが、この島、のっけから急な階段が登場します。
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大きな荷物を持ちながら、雨に濡れながら、登ることに。

しかも私たちが予約したのは、海が見える高台のアパート!
ということは小高い丘まで急な坂道を登らなくてはなりません。

地図でみると、そんなに遠くもなさそうな距離でしたが、実質20~30分くらいかかりそう。。。

「あ~、リゾートに来て何やってるんだろ??」
たちまち、後悔が頭をよぎります。

この旅で1~2番を争うくらい過酷な荷物移動となりました。

そして、たどり着いた宿。

だ、誰もいない・・・。
ただアパート自体はカギが開けられていて、入ることができます。

「でも、ここ入っていいのかな?」
「もしかして港で待っていてくれてるのかな?」

どうやらオーナーと入れ違いになっちゃったようです。

そうこうするうちに、その1時間半後、やっと若いギリシャ人男性のオーナーと出会えました。

「君たちを30分以上探したよ!どこにいたんだ?」
「どうしていなかったんだ!?昨日、メールしたじゃないか?」
「港近くの色んな人に日本人夫婦を見なかったか?って聞いて回ったんだぞ!」

(あ・・・・、ちょっと怒ってる??)
かなり興奮気味の様子で、問い詰められました。

「私たちが着いた時はいなかったのに!少なくとも10分くらいは待ってたし・・・」と、こちらはこちらで言い分はありましたが、早く休みたかった私たちは、ここは、ただただ謝ることでこの場をやり過ごしました。

まあ、何はともあれ、出会えてよかった。
彼は、その後、すぐご機嫌になり、宿やスコぺロス周辺の説明をしてくれました。

それに何より、宿自体は最高でした!

キッチン、バストイレ、エアコン付きの新しく、綺麗な部屋。
そして、広いベランダからは海が見渡せます。

広い部屋
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設備の整ったキッチン
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洗濯物がすぐ乾きます
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ベランダから見える景色も最高!
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しかも、私たちの訪れた時期自体が最高でした。

それは、
・快適な気候(風が気持ち良いし、暑くも寒くもない)
・観光客も適度な数(人が多すぎず、少なすぎず、ちょうど良い)
・花が咲き乱れてる
・ハイシーズン前価格(夏季50ユーロ⇒20ユーロで泊まれた)

なので、6月にギリシャの島めぐりをするのは絶対お得です!

翌日、レンタカーで島を一周、と考えていたのですが、レンタカー会社に行って、国際免許証の有効期限(1年間)が切れていることが発覚。

「日本の免許証があるから!」と粘ってみたものの、やはり、日本の免許だけでは、貸してくれませんでした。

仕方がないので、私たちは、マンマ・ミーアツアーたるものに参加。
(1人12ユーロ)

内容は、アギオス・イオニアス教会に行って、そのあと、カスタニビーチを訪れる、という単純なものですが、十分楽しめました。
ちなみに、車内では、ABBAの曲をかけて、盛り上げてくれていました(笑)

映画の舞台となったアギオス・イオニアス教会(岬の頂上に立つ教会です)
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ここからの景色は絶景です
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教会の中はいたってシンプル
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ロケ地となったカスタニビーチ
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敷地内にはパラソルもたくさん
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このカスタニビーチで5時間くらい時間があったので、ひたすらパラソルの下でのんびりしていました。
ここのグリークコーヒーは、1杯2ユーロとちょっと割高。
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話は戻って、スコぺロス島。
街並みも、さすが「迷路の街」といわれるだけあって、くねくねとした細い道がたくさんあります。
そう、ギリシャの島々は街並み自体もかわいらしく、散歩が楽しいのです。

咲き乱れる原色の花々、白い家々、白い修道院。
来てよかった!(移動、大変だったけど・・・)

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海の透明度や砂浜の綺麗さを誇るリゾートは世界中にたくさんあります。
でも、近くにあるのは高級リゾートホテルの乱立だったり、観光客用の殺風景の街だけだったり。
カリブ海やアジアの海では、治安の悪い地域さえあったりします。

でも、ここは違います。

安全でのんびりした雰囲気で、
青い海と白い街並みのコントラストがステキで、
それでいて、ホテルもレストランもお手頃価格。

ここだけでなく、ギリシャにはたくさんの魅力的な島々があるのだと思うと、「ギリシャってほんとにすごいなあ。ギリシャは島でもってる国なんじゃ?(苦笑)」と、しみじみ思わずにはいられませんでした。

お気に入りのケーキ屋さん
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ギリシャケーキは、砂糖多めでおいしい!(1個2ユーロ~)
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翌日、リピートしてしまいました。。。
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ワインも飲みやすいです。(1杯2ユーロ前後~)
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破綻する前に行っておきたい見どころ満載なアテネ

ご無沙汰しております。
おっちー夫妻のダンナです。


現在、景勝地メテオラから移動し、首都アテネに来ております。
様々な歴史、そしてギリシャ神話の舞台となったアテネ、この旅においてそこを外すわけにはいかないからです。自分たちの好奇心も自然と高まります。


とはいえ、経済ニュースでは大注目のギリシャ。
なぜなら今月にも国家破綻(デフォルト)が濃厚らしい。
(この時は2015年6月初旬。既にデフォルトしてしまった現在とちょっとタイムラグがあります。)

国家破綻・・・。
つまり国が借金の返済ができたくなってしまうこと。
すごいネガティブなワードですよね。

もし、「日本が今月、国家破綻へ」といったニュースが流れた場合(週刊誌など信頼性の低いメディアからではなく、BBCやロイター通信など信頼性のあるメディアから)、日本国民はどのような行動をするでしょうか。

物を買いだめしたり、銀行に駆け込み、預金を下す人が多数出てきて、少なからず市場が混乱するのではないでしょうか。ひどい場合、市場が一時的に麻痺してしまうと思います。

なので、ギリシャも相当混乱しているんじゃないか?

銀行には預金を引き出そうとして、長蛇の列ができているんじゃないか?

というのが、最初の感想。

とはいえ、ギリシャにとっての山場は2015年6月末でまだ時期的にも少し余裕があるし、もし実際に破綻してしまったら当分ギリシャに来れなくなってしまかもしれないので、タイミング的にも今しかない!!!

ということで、アテネを訪れることに。


実際に、アテネに着いて街を散歩してみると、たしかにシャッターが下りているお店がたくさんあるけれでも、街にこれといった混乱はなく、銀行、商店、公共交通機関、観光地等は通常に機能しています。

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とはいえ、ギリシャの国会議事堂前にある「シンタグマ広場」には、ギリシャ政府等に対する要求を掲げる市民たちが集まっていました。

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それでも、集まっている人々の様子は落ち着いていて、各々がコーヒーを飲みながら談笑している様子でした。


ギリシャの主な課題は、
・割合の高い公務員人口(総人口の約10%。日本は約3%。)
・手厚い年金支給(支給年齢は55歳から)
・一般市民の脱税横行
だそうです。

そのため、財政健全化に向けての方向性としては、単純に
・公務員のリストラ
・年金支給額の減額+支給開始年齢の引き上げ
・増税+徴税能力の強化
といったことが考えられます。

実際に、ギリシャにお金を貸している債権団(IMFやヨーロッパ中央銀行)も上記の改善策を要求しています。


とはいえ、これは、国民に相当痛みをともなう改革です。
現時点においてもアテネの街のシャッター街にも現れている通り、すでにギリシャの失業率は25%を越えていて(2015年3月時点で25.6%。ちなみに日本は3.4%)、公務員のリストラの断行はかなりの苦渋の決断です。
年金カットもお年寄りの人たちの今後の生活のを脅かすだろうし、
徴税能力の強化は当然だとして、
増税はさらなる経済活動の減退を招く可能性があることと思います。

他方、現状優先の国民の人気取りかつ問題の先延ばし政策は、未来の自分たちの子供や孫の世代にツケを払わせる結果になります。


このような複雑かつやっかいな状況に対して、ギリシャ政府がどんな対応をとるのか、非常に興味があるところです。



話を旅に戻します。


アテネの最大の観光名所は、アテネ市内に点在する遺跡の数々です。

以下の6つの観光スポットの入場券がセットとなった共通券は、1人12ユーロ。
観光スポット毎に入場券を購入することもできるけど(1遺跡2ユーロ)、メインのアクロポリス遺跡は共通券を買わないと入場できないので、観光客は半強制的に共通券を買うことになります。

・アクロポリス遺跡
・古代アゴラ
・ローマン・アゴラ
・ゼウス神殿
・アドリアノスの図書館、
・ケラミコスの遺跡

自分たちの興味は、メインのアクロポリス遺跡と古代アゴラ。
そのため、まずアクロポリス遺跡と古代アゴラに行き、その他は共通券に含まれているからという理由で、時間に余裕があれば観光するというプラン。

まずは、アクロポリス遺跡。
アクロポリスの丘を登り終えたところに、堂々とそびえ立っているのがアテネの象徴パルテノン神殿。

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かなり前から工事している印象があるパルテノン神殿、2015年6月現在も安心の絶賛工事中です。
今後も完成させる気はなく、「完成させたら仕事がなくなるよー」的な発想で、ずーっと作業し続ける予感さえします。
ギリシャ人ならあり得る話だと思います。

アクロポリスの丘からは、アテネの街を一望することができすごく気持ちがよいです。

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ギリシャの旗もどこか誇らしげです。

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ギリシャ最古の劇場「ディオニソス劇場」。酒と演劇の神ディオニソスを崇めて作られた劇場だそうです。

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「イロド・アティコス音楽堂」。夏の間は様々なイベントが行われているそうです。

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続いて、古代アゴラ。
アゴラとは、市場と政治、宗教、文化的施設が集まる場所であり、ギリシャ時代の生活の中心として機能した場所だそうです。

そのため、遺跡内には、神をまつる神殿の他、市場、劇場、政策を詰める詰め所など、様々な建物の跡が残っています。

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「アタロスの柱廊」市場件集会所とした使われた建物。今でいうコミュニティセンター的なものでしょうか。今は、古代アゴラで出土したものを展示する博物館になっています。

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「アグリッパの音楽堂」。ローマの将軍アグリッパが建てた音楽堂だそうです。

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「ヘファイストス神殿」。鍛冶の神様ヘファイストスを祭る神殿だそうです。


その他、残りの時間で「アドリアノスの図書館」や

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トルコのエフェス遺跡に残されていた図書館に類似します。

「ゼウス神殿」を巡りました。

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日よけがないのがつらい・・・


続いて、国立考古学博物館。
ギリシャ各地の出土品が収められているギリシャ最大規模の博物館だそうです。入場料は、7ユーロ。

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かなりの数の銅像や土器類が展示されているので、1つ1つじっくり見ていくと時間が相当かかります(しかも、途中で飽きてきます。実際、ダンナは後半相当飽きていて、電子ブックで読書をしていました。)。なので、勿体つけずメインの展示物から見ていくことをオススメします。

以下は、地球の歩き方にも載っている主な展示物。

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黄金のマスク

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ミロス島のポセイドン像。

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マラトンの少年像。

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傷ついたガリア人。

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アクロティリ遺跡から発見された壁画。


アテネで見つけたコーヒーチェーン店「Coffe Island」。
街のいたるところでお目にかかることができます。

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ここでのお気に入りは、「フラッペ」。
インスタントコーヒーに牛乳と砂糖を加えミキサーしたものに、氷を添えた飲み物。

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お値段はお手頃価格の1ユーロ。
店によってはオープンカフェとして、休む場もあるのでアテネ観光で疲れた際のお休み処として重宝しました。

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アテネの台所の中央市場。
ここでは、肉類、スパイス類に加え、注目したいのは魚売り場。生きのよい光り輝く魚介類が陳列されています。ああっ、調理したい!

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アテネの国立図書館。
ここは無料で中を見学することができます。
といっても、外国人旅行者は蔵書をみることはできず、建物の内装を入口付近から見学するのみとなっています。

ちなみに、ここの係員は非常にフレンドリーで、国立図書館の簡単な説明と、ギリシャ語の基本フレーズ集のコピーを渡してくれました。

それに加え、買い物した際は、しっかりレシートをもらうようお願いされました。というのも、ギリシャでは売上金額をちょろまかして脱税する行為がかなり横行しているらしく、ギリシャ政府の財政赤字の1要因となっているそうです。

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アテネで食べた料理の数々。
ギリシャ料理は、オリーブオイルがたっぷりだけど、ちょっと塩気が足りない感じが特徴です。

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「スタッフドベジタブル」。トマトとピーマンの中にお米を詰め、オーブンで焼いた料理。

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ギリシャ風サラダ。オリーブオイルがたっぷりです。

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左:ソーセージとトマトを炒めた料理。少しピリ辛なのが特徴。
右:ひき肉をブドウの葉っぱで包んで、ホワイトソースを絡めた料理。

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ギリシャ家庭料理の定番「ムサカ」。やわらかい触感のラザニアといった感じ。

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ギリシャ風ケバブサンドイッチ「ギュロス」。1.5~2ユーロのお手頃価格から何回もお世話になりました。



ではでは、今日はこの辺で。


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奇岩の聖地メテオラと、ギリシャのソウルフード(ギョロス)初体験

こんにちは。
おっちー夫妻のヨメです。
お気に入りだったアルバニアに後ろ髪をひかれつつ、ギリシャきっての観光地、メテオラにやってきました。

サランダからのバスが朝6時45分だったため、バスの中ではほとんど爆睡し、風景をみる余裕なんてなかったのですが、メテオラに近づいた時、ダンナに起こされ、ふと窓の外をみやると、森林の中に奇岩がオンパレード。

「すごい!」

一瞬で気に入りました。

初日は、既に夕方だったため、宿に着いてから、カランバカ(メテオラの拠点の街)の街中をちょっとだけ散歩。

ちなみに宿は、地球の歩き方に載っているアエオリック・スター。
1泊25ユーロ。バス・トイレ付です。
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宿のフロントのおじさんにオススメのリーズナブルなレストランを聞いてみました。
すると、
「君たち、ギョロスはもう食べたか!?ギリシャで安くて美味しいのはギョロスだけだ!!」と豪語されました。

「ギョロス!?」
この時は、名前も知らなかったのですが、どうやらギリシャ版ケバブのようなもの。
つまり、肉の塊を炭火などであぶり、薄くそぎ落としたもの野菜やソースと一緒にピタにはさんだもののことです。

初めて行ったギョロス屋さんのギョロスの味に感動!←この時点では。
(実際、この後の10日間ほどのギリシャ旅行で何度もお世話になり、しまいには「おなかいっぱい」になるのですが・・・。)

肉がジューシーでおいしい!そして、1個2ユーロとお手頃。
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安くて、おいしいので大満足です。

そのあとは、カランバカの街を散策。
ギリシャはクルーズでちょっと立ち寄っただけだったので、見るものすべてが新鮮でした。

カフェにまったり地元民が佇んでいるのを見つけて、私たちも、コーヒーを飲んでみることに。

噂のグリークコーヒー。1.5ユーロ。
ドロっとした粉がカップの底にたまりますが、砂糖たっぷりですが、まあまあ、おいしいです。
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翌日は、待ちに待ったメテオラ観光!

メテオラには、6つの見学可能な「奇岩の上の修道院」があります。
ただ、それらは、まとまっているわけでもなく、一番手前の修道院から一番奥の修道院まで5~6キロ程度の距離があります。

あまり便がいいとはいえないため、タクシーで見学する人、ツアーに参加する人、さまざまです。

私たちは、いつものごとく、自力でがんばってまわることに。
行きは、カランバカから一番遠いところにあるメガロ・メテロン修道院までバスに乗って行き、そこからは徐々に見学しつつ、徒歩でカランバカまで戻ってきました。まあ、少なくとも7キロ~8キロは歩いたでしょうか。

これがなかなか正解で、奇岩や絶景を楽しめる、気持ち良いトレッキングでした。

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メガロ・メテロン修道院の内部。
14世紀以降のイコン(宗教画)などが残っています
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ワインの樽
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ここで修行して亡くなった修道士たちの骸骨
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「すごい!」
奇岩のなかにそびえたついくつかの修道院をみながら、何度も思いました。

だって、こんな数百メートルはある奇岩の上に、修道院をつくること自体、どう考えたって至難の業。
当時(14世紀~17世紀くらい?)、敬虔な修道士たちが、一番「神」に近い場所で暮らすために、命がけで作った修道院なのです。

メテオラの風景は、なかなかユニークで、世界中さがしても他では見られない。
ホントに足をのばして来てよかったと思える、メテオラ滞在でした。


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ギリギリセーフの移動!!アルバニアからギリシャきっての景勝地「メテオラ」へ

ご無沙汰しております。
おっちー夫妻のダンナです。


個人的に大好きだったアルバニアを離れ、いよいよ今日からユーロ圏のギリシャに突入です。

ギリシャに対しては、

・数々の歴史物語の舞台となった「アテネ」に行きたい!
・景勝地の「メテオラ」に行きたい!
・エーゲ海の島を訪れてみたい!

といった思いがあるものの、

アルバニアは物価が安く外食し放題だったのに、ギリシャに行ったらそれもできなくなってしまうかも

といった思いがあり、

ちょっと切ない気持ちを胸にアルバニアのビーチリゾート「サランデ」を後にします。


サランデからギリシャへ行く国際バスは、1日2便。朝の6時45分発と、夕方の6時45分発。同じ時間で覚えやすいです。

料金は、首都の「アテネ」までが25ユーロ、アルバニア寄りの地方都市「イオアニア」までが10ユーロです。

ギリシャ内の移動はそんなに安くないこと(都市間の移動が10ユーロより)から、本当は一気にアテネまで行ってしまうのが金銭的にお得なんだと思うんだけど、

アルバニア発のバスでの長時間移動は身体に堪えそう。

ここまでのヨーロッパの旅が結構快適だったため(イタリアを周遊したり、クルーズに乗ったり、旧ユーゴ圏を細めに回ったり)、旅人レベルがすっかり下がってしまった自分たち。

身体に無理がこなそうな、

 アルバニア⇒メテオラ⇒アテネ⇒エーゲ海の島

といったプランで回ることに。


そのため、ギリシャ最初の目的地はメテオラ。

アルバニアからは、地方都市イオアニアまで行き、バスを乗り換えメテオラに向かいます。


出発の前日に、バス会社で朝6時45分発イオアニア行のチケットを購入。荷物を入れる関係から集合時間は15分前の6時30分。

携帯の目覚ましをセットし(本当にしたのか?)、就寝したものの、朝日が目にしみて、むくっと自然に起きた時間が、6時30分。

や、やばい。乗り過ごす!

冷や汗とともに、そんな言葉が脳裏に浮かびます。

ヨメを叩き起こし、出発する用意を開始です。


ヨメは「つらい、つらい」を連発しながら、そして自分は無言で用意をします。

通常のパッキングだと、ゆっくりやって30分ぐらいかかるものなのですが、人間やればできるものです。

5分ぐらいで準備が完了。

とはいえ、顔洗いなし、化粧なしでの出発なので、スッキリしない出発です。

6時45分に焦りながらバス停に到着。無事にバスに間に合いました。

それにしても本当に焦った!!!
久しぶりの冷や汗です。

安心したところで、夫婦間で原因の分析を開始。
ヨメは、ダンナが目覚ましを消したの一点張りで、
自分は、ヨメが目覚ましをセットしてなかったのでは?といった路線で抗弁します。

話あっても水掛け論にしかならないため、しぶしぶ自分が折れて、
「ダンナが目覚ましを消したので寝坊した」
といったことで結着しました。

冤罪ってこういうふうに生まれるんだ。

ちょっとだけ大人になった今日この頃です。


話をバスに戻します。
アルバニアおサランデを出発し、国境を難なく越え、イオアニアに11時過ぎに到着。でも、アルバニアとギリシャには1時間時差があるので、ギリシャ時間で12時過ぎ。次のバスは15時30分に出発するとのことなので、3時間半時間ができました。

そのため、せっかくなのでイオアニアを観光します。

イオアニアを観光する気が全くなかった自分たち。事前知識ゼロからの出発です。

ガイドブックによるとイオアニアは、エビロス地方最大の都市で、「イオアニアのライオン」という異名を取った「アリ・パシャ」の時代に最盛期を迎えたそうです。


誰だよアリ・パシャって!

そもそもここら辺(ギリシャ)にライオンなんていたっけ?その例え適切か?

といったのが第一印象。


でも、ガイドブックにはアリ・パシャの説明がしっかり書いてありました。かいつまむと、

飽くなき支配欲をもっていたアリ・パシャ、
近隣の首長を次々に制圧、
オスマン・トルコの君主から、イオアニアのパシャという称号とアスラン(トルコ語でライオン)の称号を与えてもらい、
だが、オスマン・トルコの出頭命令を拒み、街に火を放ち要塞に籠城、
「生命と財産を保証するから城を開けなさい」といった嘘の約束に騙され殺害される。


とのこと。


激しすぎる、アリ・パシャ。
 飽くなき支配欲って、
 街に火を要塞に籠城って、
 最後はコロッと殺害って、

なめてすみません。正真正銘のライオンだと思います。


さて、話を戻しまして、そんなイオアニアにはアリ・パシャ時代に築いた城が観光の名所となっています。

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そして、この城塞都市の規模ですが、かなり大きいです。これまで旧ユーゴ圏で訪れた「コトル」や「ドブロヴニク」の数倍あろうかという大きさです。アリ・パシャの偉大さがこの大きさから伝わってきます。

ちなみに、この城塞都市は海ではなく湖に面していて、自然の特徴を生かしたかなり堅固な作りとなっています。

でも、今は人々の憩いの場となっています。

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城の周りにはオープンカフェがたくさんあります。
ギリシャでは南米と違い、気楽に休めるカフェを見つけるのに苦労しそうにありません。

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たまたま訪れた日は日曜日で、この日はアリ・パシャ時代の仮装をまとった小さな催しがありました。

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お昼は、ケバブサンドイッチをいただきました。1つ1.5ユーロ。

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この日はレストランのメニューも見て回ったのですが、きちんとしたレストランで食事しようとすると10ユーロ以上はかかりそうです。ただ、このケバブサンドイッチやギュロスといったギリシャ風のケバブサンドイッチは、平均1.5ユーロから2ユーロで食べれるみたいなので、今後のギリシャ旅行の救世主となりそうです。


ではでは、今日はこの辺で。


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